早春の妙心寺 退蔵院へ
2024.3.17日曜日曇り
40を超える妙心寺の塔頭内でも、
別格と言える風格を持つ寺院で
国宝、瓢鮎図(ひょうねんず)は必見
いかにして瓢箪で鯰を捕らえるのか
何とも禅問答らしい題材ですね
この図を描いたのは如拙と言う
南北朝から室町時代にかけて活躍された
画僧であの雪舟が祖と仰いだとされる人物
退蔵院では常時レプリカが展示されています



左から方丈の南庭、西庭元信の庭、国宝瓢鮎図
室町時代の画聖・狩野元信の作品で、
絵画的な優美豊艶の趣を失わず、
独特の風格を備えている枯山水庭園です。
庭の背景には、やぶ椿、松、槇、もっこく、
かなめもち 等、常緑樹を主に植え、
一年中変わらない美しさ「不変の美」を
求めた物と考えられます。
狩野元信が画家としてもっと も円熟した
70歳近くの頃の築庭と推測されています。
自分の描いた絵をもう一度立体的に
表現しなおしたもので、彼の最後の作品が造園で
あったことで珍しい 作品の一つと数えられています。
昭和6年(1931年)には、
国の名勝史跡庭園に指定されました。
(退蔵院ホームページより抜粋)



余香苑は昭和41年に完成した庭で
京都太秦からのアクセスが好い事もあり
数々の時代劇の撮影にも登場しています